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【予算1万円以内でおしゃれにリノベーション】自宅のワークスペース固定棚の取り付けに挑戦。

DIY
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自宅で仕事をする機会が増えてきていませんか?自宅なんだから、お気に入りのスペースで好きなものを飾ったり、リラックスして仕事や趣味に没頭したいですよね?これから、そんなワークスペースが欲しい方に予算1万円で固定棚の制作から取り付け方法まで書いていこうと思います。

ワークスペースについて

どこでもワークスペースにできるわけでもありませんよね。一軒家なのか賃貸なのかで施工方法も変わってきますし、そして、電気の配線もなるべく近くにまとめたい。そもそもワークデスクがおけるスペースはどこなのか、おのずと場所は決まってきませんか?

それぞれの家庭環境に応じたワークスタイルがあると思います。最近だとキッチンにワークスペースがある環境もあるくらいです。一見ミスマッチかと思いますが家具の高さや色など統一感があると全く違和感がありません。家事をやりながら仕事もこなす方には効率のいい場所かもしれませんね。

リビングにワークスペース

我が家のワークスペースはリビングにあります。結構こじんまりした場所で棚も何もない状態で収納するスペースが欲しいので、今回はL型の固定棚をDIYして取り付けたいと思います。

イメージはこのようになる予定です。

*2023/11 現在の様子

徐々にL型部分の繋ぎ目が開いてきてしまいました。現在は応急処置の状態ですが改善する予定です。

改善方法は45°で繋ぎ合わせる留め加工をやめて以下の方法を考えているので参考にしてください。

作業手順

図面の作成

何を作るにも、まずは図面を書きましょう。上記の画像のような他人が見ても意味の分からない図面で大丈夫。自分が分かっていればいいんです

棚を取り付ける正確な位置から実寸法を出して、幅、高さ、奥行と実際にカットする寸法を記載していきます。

そして、壁に固定する場合は、壁の下地(間柱)がどこにあるかも把握しなくてはいけません。下地が無くても石膏ボードに打てるアンカーなどありますが、下地に直接ビス打ちよりも強度は落ちます

本など重量がある物を置きたい場合はなるべく下地(間柱)で固定できるようにしましょう。

きれいな図面を書きたい方はこちらをどうぞ

使用する道具

スケール

さしがね

さしがねはL字の定規になります。材料の墨付けで90度のラインを出す時などに使います。サイズは300×150で十分いろいろな場面で使えるでしょう。

丸鋸(スライド丸鋸)

今回はスライド丸鋸で加工しました。もちろん丸鋸でも全然OKです。さしがねやスコヤなどを利用して正確な墨付けを行えば問題ありません。

興味のある方はこちらをどうぞ

電動ドリル

ダボ穴を加工する時に使います。インパクトドライバーでもいいんですが、穴あけなどの加工は電動ドリルが適しています。それは、回転数の違いです。インパクトよりも回転数が多いためスムーズで綺麗に穴あけ作業を行えます。

ダボ 8×30

材料の厚みや使用する場所によってサイズを変えましょう。基本は材料の厚みに対して半分から1/3でいいでしょう。今回使用する材料の厚みは30㎜なので本当なら10×30を使用する場面ですが、手元に8×30があるのでこのサイズにします。使用する箇所を考えるとこのサイズでも問題ありません。負担がかかる箇所の場合には適正なサイズをおすすめします。

ダボ穴あけ用ドリル

ドリルはダボのサイズと同じ太さで大丈夫です。ドリルが細いとダボを打ち込むときに材料の割れなどの問題が起きますし、ドリルが太すぎるとゆるくて強度も落ち、精度のいい物はできません。

紙ペーパー

荒削りは80番仕上げは180番から240番が一般的な使用方法かと思います。今回は面取り程度で終わらすので100番と塗装した際に出てしますザラつきを無くすのに300番も使用します。

塗料

今回は油性ニスで塗装します。

詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

水平器

最後の取り付けの時に使用します。いくら天井やデスク天板を基準にしても水平とは限りません。水平器を使い、見た目だけで取り付けるのは控えましょう。

制作開始

材料の墨付け

今回はホームセンターでカフェ板を購入してきました。墨付け個所は45度にカットする場所、90度の直角にカットする箇所を材料を見ながら自分の好みの木目が残る位置で墨付けします。墨付けをする際、不要な部分には大きく、✖印を付けると切り間違いを防げます。ここは間違えようないでしょう!と思っても墨付けをしましょう。

材料のカット

いよいよ材料のカットです。切り間違えのないように寸法を再確認しながらカットします。墨付けの注意点をしっかり守っていれば切り間違いはないでしょう。

ダボ継ぎなどの墨付け、加工

ダボ継ぎ加工の個所と配線を通すかき込みの墨付けをしたら加工です。

ダボ加工は、正確な墨付け、ダボ穴は真っ直ぐというのが重要になります。ダボ継ぎ用の治具を使用するのがいいでしょう。

L金具の加工

今回の固定方法はL金具を使用することにしました。そのまま付けるとカッコ悪いので見えないようにしようと思います。

上記の画像のように彫り込んで逆に使用します。取り付ける時の位置出しは難しくなりますが見栄えがスッキリしますよ。

今回使ったL金具が板の厚みより出っ張るのでサンダーで切り取りました。

仮組

加工がすべて終わったら仮組をします。寸法の確認と目違い(材料の継ぎ目などの段差)があればカンナやペーパーなどで削り、調整します。仮組は最終的な確認作業になる為、必ず行いましょう。塗装してからでは取り返しのつかないことになる場合もあります。

研磨

塗装前の最終仕上げ、研磨をしていきます。基本は100番から180番のペーパーで研磨しますが、番数は好みがあるのでいろいろと試してみてください。

今回、私が手掛ける棚板はあえて研磨せずに機械の刃物の跡はそのまま残します。理由はワークスペースの天板が傷だらけだからです・・・。なので棚をビカビカに仕上げてもミスマッチになってしまいます。このように周りの環境やインテリアのデザイン、壁の色などを考慮して仕上げましょう。

組み立て、塗装

組み立てと塗装の順番は状況に応じて変わります。今回は塗装を先にしていきます。

塗料はニスを使うことにしました。塗料の匂いは少しきついですが、仕上がりが周りと合うし好きな雰囲気なので決めました。ニスは刷毛で2回塗りします。1回目の塗装をして、しっかり乾かしたら300番程度の番数の紙ペーパーでザラつきを落としてから2回目を塗るのがポイントです。ツルツルとした綺麗な仕上がりになります。

ホームセンターでも手軽に手に入るニス塗料です。

取り付け

取り付け作業は施工する前に決めていた下地の間柱に金具を先に付けます。今回の基準はデスク天板を0に測り込んで取り付けました。そして、水平器で水平かどうかを出来上がった棚板を仮乗せして確認し水平であれば取り付けます。

どうでしょう?棚受け金具を付けるよりもすっきりして見えませんか?

before-after

雰囲気がだいぶ変わりましたね。あとは好きな物や仕事に使う物を好きなように配置すれば、自分だけの空間になり落ち着いて仕事やいろいろな作業をすることができます。

失敗例

今回、失敗した点はダボの位置を間違えて加工しました。原因は壁のネタの位置の測り間違いによるものです。結果的にマスクなど掛けておくのにちょうどいい位置でした。結果オーライ。

材料費

材料個数金額
カフェ板4枚¥5.120
L金具4枚¥512
三角棚受け(ホワイト)1個¥1.280
ダボ6ヶ¥40
ビス4*208本¥67
ビス4*304本¥49
塗料300ml(ニス)1本¥948
刷毛2本¥556
壁紙塗料0.7L1缶¥1.731
合計¥10.303
2022年2月現在の価格となります。

303円オーバーしてしまいましたが、壁を塗らなければ¥8.572ですので予算内に収まります。

*カフェ板は現在(2023.9)値上がりしました。

まとめ

以上で作業終了です。途中で壁の色が寂しいと感じたのでヨーロピアンブルー色を塗ってみました。あとは自分の好きな物を飾り、自分だけの居場所を作ってみてはいかがでしょうか。この記事を参考に作っていただけると嬉しいです。

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