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【頭の中の図面ではダメ】diyで大事な図面は手書きで十分。書き方の基本を教えます。

DIY
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木工DIYをするうえで図面を作成することはとても重要なこと。でも書いたことないし・・・という方に図面の書き方の基本を解説していきます。

例えば、「TV台を作ろう」と決めたとします。実際に置く場所の寸法を測ったり、インスタグラムやピンタレストなどの情報の中から自分がDIYできそうな好きなデザインを選んだりと、頭の中で図面を書いてしまう方がほとんどかと思います。そんなあなたも立派な図面が書けるようになります。

図面を書くメリット

作りたいものが明確になる

頭の中でイメージができてからが大事で実際にイメージを書き出し、寸法も書いていきます。頭の中のフワッとしたイメージが図面を書くことによって明確にすることができる。

間違えが減る

木工diyでの間違えは高い確率で起きてしまいます。間違えの例は

  • 切り間違え
  • ダボなどの穴の加工位置の間違え

しっかりとした図面を作り確認をすることによって、このような間違えは格段に減らすことができます。

正確なすばらしい作品ができる

図面通りに作り上げることでイメージ通りな満足のいく作品になり、なにより物作りへの自信につながります

新しいアイデアが生まれる時がある

図面を書いている途中でアイデアが生まれたり、こっちの方が加工しやすいなどの発想が生まれます。

図面を書くデメリット

デメリットはありませんが、図面にこだわりすぎて時間ばかりかけるとデメリットになります。図面とは料理を作る際の料理本みたいなもので一連の作業の流れを確認し、カットや加工(材料のカットや調味料の量)するときに再確認するためにあるものなので必要としない情報などは控えましょう。

必要な道具

  1. 鉛筆、消しゴム
  2. 三角定規
  3. 電卓
  4. その他

1.は省略します。

2.三角定規は直線や直角を書く時に使います。

3.電卓は計算間違いを防ぐために使います。計算に自信があっても人間いつ勘違いを起こすかわかりませんので電卓を使うことをすすめます。

4.その他はコンパスや字消し盤など必要に応じて準備しましょう。

図面の書き方

基本の配置

平面図は上から見た図正面図は正面から見た図側面図は外側から見た図が基本的な図面の配置になります。

縮小して書く

実物大の図面は手のひらサイズの小物じゃない限り無理があるので縮尺します。

例えばA4サイズの用紙にTV台(幅1300、奥行450、高さ500)の図面を書くとすると、1/6サイズの図面にします。縮尺すると、幅217㎝、奥行7.5㎝、高さ8.3㎝となり、A4サイズの用紙に収めることができます。

間違いのないように電卓を使いましょう。(三角スケールという縮尺図面を書くのに便利な定規もあります)

書き方の手順

縮尺サイズが決まったらいよいよ図面を書きます。

まずは基準となる水平線と垂直な縦線を書く。

上記のL線は図面のズレがなくなり正確な図面を書くための重要な基準線となります。

作品の外枠から書いていく

あとは基準線から図り込んで図面を書いていきます。そうすると誰でも簡単にきれいな図面を描くことができます。

作品の外枠を書いたら、デザインの細かい部分を書いていきます。この時の基準はどこでも大丈夫。もうどこから図っても、しっかりとした基準でスタートしているので図りやすい線から図り込んで書いていきましょう。

寸法

完成したら寸法を書いていきます。寸法は実物の大きさの寸法を書きます。

ここで縮尺サイズの寸法を書かないように注意しましょう。

ちなみにこの図面は、私が実際にこれからDIYする猫のトイレを入れる箱をお家風にデザインしたものです。

これで図面は完成です。

ですが、まだやることがあります。

部材の寸法、本数を書き出す

図面を書き終えたら、部材の寸法と本数(枚数)を図面右上のスペースか別用紙に書き出します。

部材の寸法とは、実際にカットする部材の寸法を書いていきます。

実際に猫の家の部材の寸法と本数を拾っていきます。使う材料は側板12㎜の合板入り口、窓のフレームをパイン材で作ります。

  • 正面(合板) 828×460×12=1
  • 背板(合板) 840×540×12=1
  • 側板(合板) 440×460×12=2
  • 屋根材正面(合板) 840×80×12=1
  • 屋根材側面(合板) 440×80×12=2
  • 屋根材(合板) 640×200×12=1
  • 窓枠材(パイン材) 720×10×10=2
  • 窓枠材(パイン材) 80×10×10=2
  • 入り口枠(パイン材) 520×20×15=1

このように書いておけば、材料の購入時やカット時に間違えることなくスムーズに作業を進めることができます。ホームセンターで材料を揃える場合はこの紙を持って行けばカットしてくれます(1カットの相場50円)。

*ホームセンターではできない加工もありますので、気になる方はお近くのホームセンターへお問い合わせください。

まとめ

図面の作製はとても重要な作業になります。頭の中のデザインを明確にして自分だけの素敵な作品を作り出してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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