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ランディングネットの自作。フレーム用型作りとフレーム材の曲げ作業パート3

DIY
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型作り

型作りはグリップを先に作り、グリップに合わせて作っていきます。

先に図面をPCなどで作りそれに基づいて作るのもいいですが、グリップとフレーム型のズレを防ぐためにもグリップ材を基準として作った方が後戻りのない作業ができます。

墨付け・カット

前の記事(パート2)で書いていたようにフレーム型材となる材料に墨付けをしていきます。

墨付けができればジグソーなどでカットしてペーパーなどで研磨していきます。

フレーム型は直角にしなければフレームのゆがみの原因になるので研磨しながらスコヤなどで直角を確認しましょう。

卓上ボール盤をお持ちの方はドラムサンダーで研磨すれば、きれいで直角に仕上げることができます。

フレームの曲木、接着にクランプを使う場合

次にクランプで挟むことができるように穴を空けていきます。

たくさん穴がありますが、大げさではありません。これでも接着の時に手こずってしまう時もあるくらいなので、できるだけ穴を空けておきましょう。

フレームの曲木、接着にクランプを使わない型

大量のクランプが手元にない方にはこちらの方法があります。

写真のようにビスを打つのですが、締め付ける糸を引っかけられるように裏面に1㎝以上ビスが出るように打っていきます。あと用意する物は太めの糸。私がこの方法でやる時に使っている糸は、土木や建築で使われている水糸を使用しています

写真は曲木作業になります。このようにひたすら表と裏と糸をしっかりとハリながら引っかけて締め付けていきます。このようにすればクランプが無くても曲木、接着作業ができますが、接着に関してはクランプでの圧着に比べて隙間などが所々にできてしまうので、しっかりと接着したい方はクランプでの接着をおすすめします。

フレーム材の曲木

曲木にはいろいろな方法での曲げ方があるので、自分ができる環境の方法で行いましょう。

どの方法で曲げるか

1.浴槽にどぶづけ

浴槽のどぶずけは想像の通りです。浴槽にお湯(40℃くらい)を張り、材料が折れないように慎重に入れていきます。時間については、材料や厚みにもよりますが、15分~30分を目安としてください。

2.ベンディングアイロンを使っての曲木

ベンディングアイロンはガスコンロに乗せて使用する枠材の曲げ作業専用の道具になります。

Akasaka Wood works

3.家庭用アイロンを使って曲木

今回は3.の家庭用アイロンを使う方法を詳しく説明していきます。他の1.2.は今回の記事のパート1でサクッと紹介していますが、私のように浴槽に入れると家族に怒られる場合もありますし、2.のベンディングアイロンは専門すぎるので、

今回は100均のアイロンでもできる曲木の方法を解説していこうと思います。

曲木の蒸作業

用意する物

  • フレーム材
  • フレーム材を包める長さのあるタオル又は包めるだけの枚数。
  • アルミホイル
  • アイロン
  • フレーム型
  • グリップ
  • クランプ又は水糸

作業工程

まずは、ビチャビチャに濡らしたタオルを用意。

濡れタオルをひいた上にフレーム材を並べていき巻いていきます。巻いた時に枠材が重ならないように注意してください。2巻もすれば十分かと思います。

巻き終われば、次にアルミホイルで巻いていくのですが、端は蒸気の逃げ道を作るので、折りたたまずにオープンにしておきます。

あとはアイロン(温度MAX)で2分ほどかけて端から端まで熱していきます。この作業を表と裏両方を行います。材料が2~3㎜であればこの方法でいいのですが、もっと熱い材料を曲げたい場合は1㎜の厚みに対して1分計算で熱してください。

熱し終わればすぐに型にクランプで押さえながら固定していきます。

曲木固定

画像は水糸を使っての固定になります。

フレームの固定は赤線を基準に左右グリップに向かって固定していきます。前もって枠材に基準となる線を書いておくとスムーズに行えます。

ビスの先は削るか、手袋を履いて手に刺さらないように注意して作業を行ってください。

フレーム曲木作業の注意点

  • あまりに時間をかけすぎると柔らかくなった材料が固まってしまうので手早く行えるようにしっかりと準備してから行います。
  • 枠材同士のズレは極力直してください。ズレたまま乾燥して接着の時に無理やりズレを直そうとするとゆがみの原因になります。
  • 万が一グリップ材のR部分がきつ過ぎてクランプで絞めても曲げきれない場合は中止してグリップ材と枠型を削り直してください。枠材は乾燥する前に真っ直ぐな材料で挟み、オモリなどをのせて保管しておけば、また、使うことができます。

グリップまで固定すれば曲木作業の完了です。このまま最低3週間以上はこのまま乾燥させてください。

まとめ

以上で曲木作業になります。今回はアイロンでの曲木の説明をしてきましたが、ベンディングアイロンは今のところ持っていないので、手に入ればこちらの説明記事も書いていこうと思います。

曲木について

私が曲木の勉強をしている時に勉強になった記事になります。曲木に興味がわいてきた方はこちらも参考にしてください。

曲げ木をもっとカンタンに!〜徳永順男さんのアイロン曲げ木講習会 : 岐阜県立森林文化アカデミー (forest.ac.jp)

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