卓上ボール盤でできるのは穴あけ加工だけじゃありません。今回紹介するドラムサンダーを取り付ければ研磨作業が10倍は楽になりますので、是非、参考にして作ってみてください。
ドラムサンダー自作の準備
必要な道具、部品
- 卓上ボール盤または電動ドリル
- ホールソー
- 無垢の端材 20㎜から30㎜厚
- M6*100㎜のボルト、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット(在庫があったので今回はM6ですが、M8以上でも構いません。)
- ペーパー(お好みの#で。)
- 両面テープ
- ねじれ、反りのない板材(コンパネ、ランバーコアどちらでも可)
作り方
材料のくりぬき
まずはホールソーで必要な大きさの丸材をくりぬきます。今回は25㎜厚の端材があったので2個くりぬきます。重ねて50㎜の研磨ホルダーを作ろうと思います。
使う材料は無垢材が適しています。集成材だと穴や硬い部分とやわらかい部分があり、見た目は綺麗にできても研磨してみると硬い部分だけが強く当たってしまい凸凹になってしまう可能性があるからです。
本格的にDIYを始めたい方は卓上ボール盤があれば加工の幅が広がります。
ボルトで繋げる
ホールソーで作った円材をボルトで繋げます。緩まないようにスプリングワッシャーを付けたりダブルナットで固定などしてしっかり締めましょう。
ボルトを通す穴はボルトの太さに合わせます。M6だと6㎜、M8だと8㎜として余裕や遊びは必要ないかと思います。遊びなどがあると振動などでナットの緩みが出てきてしまうためです。
ボール盤又は電動ドライバーに取り付け
90度に調整した端材にペーパーを付けて研磨。優しく削っていきます。
多少ゆがみがあるので修正していきます。力を入れてしまうとボルトが曲がってしまうので注意が必要です。ここで妥協はしないようにしてください。しっかり90度にしないと研磨する材料がもちろん狂います。
ペーパー取り付け
あとは両面テープでペーパーを貼り付ければ、これで完成になります。
簡単じゃないですか?
テーブル
画像のようなドラムサンダーがすっぽり入る大きさの穴があいているテーブルを作ります。
粉塵が大量に出るので集塵ホースを取り付けられるようにすると快適な作業ができます。
テーブルはねじれ、反りのない材料にします。私は12㎜集成材2枚重ねてあります。
卓上ボール盤とはどんなものなのか知りたくなった方はこちらが参考になるかと思います。
まとめ
以上になります。これを作ればほんとに作業が楽になります。私はサイズ別に3種類あります。使うサイズに合わせていろいろなサイズを作ってみてください。