お家や庭、ガレージと様々な場所で対応できる持ち運べる小型の集じん機はDIYが趣味な方には必需品になってきます。
丸ノコやトリマーなどの電動工具に接続すれば作業や作業場をいつもきれいに気分よく作業することができますし粉じんは体に悪いので健康にもいい影響を与えてくれます。
そんな集塵機を探している方に選ぶ時のポイントと私が選ぶおすすめ集じん機の紹介もしていきます。
集塵機の特徴
一般的な家庭用掃除機だと床に落ちているゴミやホコリ、ダニなどを床に接地したヘッドの吸い込む圧力によって吸引するのと違って集じん機は、強力な風量によって空気中の粉じんや切削で発生した木片を大量に吸引することができます。
集塵機を選ぶポイント
吸引力(W)と風量(m3 /min)
集塵機の商品を見ていると表示されている吸込仕事率:○○W
計算方法は0.01666×風量(立方メートル/min)× 真空度(pa)= 吸引仕事率
吸い込む空気の量と物(風量)× 物や空気を吸い込む圧力(真空度)= 吸引仕事率となる。
単純に数字が大きくなれば吸引力が強くなっていきます。一般的な日本製の掃除機で500W前後、ダイソンで200Wくらいになります。では、集じん機はどのくらいの吸引力が必要なのかというと150W以上あればいいでしょう。低いと思いませんか?
というのも、集じん機は吸引力も必要ですが風量(m3 /min)も選ぶ時の大事なポイントになります。家庭で使っている床にあるゴミを吸引するのに特化した掃除機とは違い加工時に発生する削りカスや空気中の粉じんなど、一度に大量のゴミを吸引しなけれはいけないので、風量(m3 /min) =大量のゴミを吸引する力となります。選ぶ基準としては風量が2.5(m3 /min)以上の集じん機を選ぶのもポイントです。
集じん容量
集じん容量は集じんする電動工具や加工時の切削量にもよりますが、スライド丸ノコやベルトディスクサンダーなどの細かい粉じんや木くずなら13ℓ前後でも問題ありませんが、自動カンナなどの切削量が多い場合は20ℓ以上の大容量をおすすめします。
サイクロン式集じん機
集じん機を購入したあとの話になりますが、サイクロン式集じん機はご存じでしょか。
一般的にゴミは集じん機で直接吸引しますが、このサイクロン式集塵機を経由することで大きなゴミと微細なゴミを分類して集積する装置のことで集じん機にはほぼ空気しか行かずフィルターの手入れが楽になるというメリットがある装置になります。
なぜ、ここでこの話になったかというと、集じん機のダストボックスの他にもサイクロン式集じん機にもダストボックスが必要になります。ということはサイクロン側のダストボックスの容量を大きくすれば集じん機の容量は小さくても大丈夫ということになります。
集じん機の購入と同時にサイクロン式集じん機を検討される方はタンク容量が小さい集じん機を検討されてもいいかと思います。
乾湿両用
DIYをしていく中で、木くずだけが発生するとは限りません。アルミや鉄さまざまな物を加工するときがあります。その中で湿っている物は普通の乾式用(乾燥した粉じん用)ではいずれ壊れてしまうので乾湿両用の機種を選びましょう。
おすすめコード式集塵機6選
京セラ(Kyocera)旧リョービ
集じん機といえば京セラ(Kyocera)旧リョービと言ってもいいほど高性能でランキングでは常にトップ10に入っている人気のあるメーカーです。
【特徴】
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・カートリッジフィルタ仕様で、細かなホコリも確実にキャッチでき、付属のスポンジフィルタに交換すれば湿式として使用できる
・吸引した水はドレン口から簡単に排出できる
・市販ポリ袋の取付が可能
・コンパクトボディながら十分なタンク容量のスクエアボディを採用し、スペースを取らず収納にも便利
・ON-OFFの操作がしやすい大型スイッチ
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 乾燥:15/ 液体:12 |
吸引仕事率(W) | 280 |
最大風量(m3/min) | 3.0 |
・軽量コンパクト設計で持ち運びがしやすい乾湿両用クリーナーです。
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・市販のポリ袋を取り付けることができます。
・電源 AC100V 50/60Hz
・コード長 2.5m
・消費電力 1050W
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 乾燥:15 液体:12 |
吸引仕事率(W) | 160 |
最大風量(m3/min) | 2.5 |
マキタ
プロも愛用している吸引力の高いマキタの集じん機。
本体上部のベースフックを開く事で、ホースやコードを掛けたり、防じんマルノコを置く事ができます。市販のポリ袋が使えて、集じんしたゴミの処理も楽に。
スマート&コンパクトになったボディでノズルとパイプの収納できるホルダ付きで、後輪のキャスター2個が固定されているので直進安定性がアップ。
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 乾燥:8 液体:6 |
吸引仕事率(W) | 300 |
最大風量(m3/min) | 3.5 |
騒音(dB) | 63 |
ボッシュ(BOSCH)
一番のポイントは電動工具連動コンセントが付いているので、わざわざスイッチを入れなくても電動工具の粉じんを吸引してくれます。*バッテリー式電動工具は接続できません。
市販のポリ袋(45L)が使用できるのでゴミ捨てが楽に。
ブロア機能も付いていますが、別売りのブロア専用ホースが必要になります。
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 乾燥:10 液体:8 |
最大風量(L/s) | 33 |
STANLEY (スタンレー)
米国の大手電動工具メーカーのSTANLEY。
ブロア付など機能もすばらしく付属品も充実、アメリカンなデザインが好きな人におすすめな集じん機。
大容量の20Lタンクで大量のゴミを収納できる乾湿両用集じん機。吸込仕事率も213Wと申し分なく、2.5m³/minの強い風量でブロアーとしても活躍してくれます。
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 20 |
吸引仕事率(W) | 213 |
最大風量(m3/min) | 2.5 |
吸引仕事率は284W(強モード)と120W(弱モード)の切り替えがついていて用途に合わせた仕事をしてくれます。そして、アタッチメントが11種類もついていて木工作業だけじゃなくあらゆる掃除にも対応できる。
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量(L) | 15 |
吸引仕事率(W) | 強:284 弱:120 |
最大風量(m3/min) | 2.4 |
騒音 | 70 |
低価格集じん機
低価格でこのクオリティはすばらしい集じん機。場所をとらないコンパクト収納で付属のパイプやノズルが収納できるポケットが付いています。狭い場所も掃除できるブラシノズルと窓の結露もとれるウェットノズルが付いてきて、あらゆる作業でいい仕事をしてくれる乾湿両用集じん機になります。
乾湿両用 | 〇 |
集じん容量 | 乾式 7L・/湿式 5L |
吸引仕事率 | 200W |
最大風量 | 1.93m³/min |
騒音 | 80dB |
まとめ
今回は集じん機の特徴と選ぶ時のポイント、コード式集じん機の紹介をしてきました。私が使っているのはコード式集じん機で3年ほど使っています。やはりDIYをするのに集じん機は必需品ですね。一度買うと長く使う物なので後悔しない選択をしてください。