使わなくなったウッドデッキや家具など、バラして使えそうな材料を取って置いたことありませんか?どこかに眠っていませんか?
今回は、そんなツーバイ材の端材でできる収納棚の紹介をしていきます。作り方のコツや道具の紹介もしていきます。
図面
作業工程
- 元ウッドデッキの端材の寸法、本数の調査
- 図面の作成
- 材料のカット
- 研磨
- 組み立て
- 塗装
使う道具
- スケール
- さしがね又はスコヤ
- インパクトドライバー
- 丸ノコ
- ペーパー
- ビス(51㎜、32㎜~38㎜)
道具についてもうちょっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
作業手順
1.元ウッドデッキの端材の寸法、本数の調査
今回、元ウッドデッキのツーバイ材の端材が大量にあったので、寸法と本数を確認して収納棚を作ることにしました。
この時点では頭の中で大体の構想を考えながら材料の確認をしていきます。端材の寸法をメモして頭の中の構想を図面に起こします。
2.図面の作成
端材の寸法は人それぞれかと思いますのでこの記事の図面を参考に書いていってください。
3.材料のカット
作業の開始です。切り間違いのないように最初に各部材(棚や側板など)ごとに振りわけてから長いものから順にカットしていきましょう。
カットする時にしっかりとさしがねやスコヤで直角を出して慎重にカットします。この時、スコヤを定規にして丸ノコでカットすると綺麗に直角に切れます。
4.研磨
研磨もどこの部材なのかを確認しながら研磨(面取り)していきます。アンティーク調の作品にしたい場合がほとんどかと思うので、研磨はささくれを取る程度でいいかと思います。
しっかりと綺麗な研磨をしたい方は、電動サンダーやハンドサンダーで研磨すると綺麗に仕上げることができます。
組み立て
組み立てはビスの51㎜と32㎜~38㎜になります。組み立て順は
- 脚のL型組み立て
- 側板の組み立て
- 棚の組み立て
- 側板と棚の取り付け
1.脚のL型組み立て
ビスは51㎜でボンドを付けて打ち込みます。打ち込む際に皿取錐を使えば見栄えが綺麗に打ち込むことができます。
屋外で使用する場合は、ボンドは耐水性、耐候性のある物を使ってください。
2.側板の組み立て
側板の組み立ても同様にボンドを付けて組んでいきます。1.で組んだ脚に棚板が乗っかる棚受け材を付けていきます。
組む前に脚材の下になる方(床に設置する方)を基準に墨付けをしておくとスムーズに組み立てられます。
3.棚の組み立て
収納棚で一番重要な反りを防ぐ部材を付けていきます。ビスを打ち込んだ時にちゃんと隙間なく付いているか確認しながら組み立てていきましょう。隙間があるということは、ちゃんと接着できていないので棚の反りや強度にも影響してきます。
組み立ての時にクランプを使って固定しながらビス打ちするズレることなく組み立てられます。
個人的には100均にも置いているクランプで十分ですね。
4.側板と棚の取り付け
図面のように地板から順番にビスで組んでいくやり方と、背面側を下にして片側からすべての棚の止めていき、片側が終わったら起こしてもう片方の側板を乗っける形で組んでいくやり方もあります。やり方はどちらでも構いませんが、組む時にさしがねで90°の角度を見ながら組んでいくと最終的にガタ付などの防止にもなるのでしっかりとカナテを見ながら組んでいきましょう。
6.塗装
屋内で収納棚を使うので屋内用の塗料を使います。
今回はツヤ無しにしたかったのでこちらの塗料にしました。特徴は臭いも少なく、基本1回塗りで仕上げることができます。カラーは全28色あります。
まとめ
収納棚の作り方の紹介をしてきました。今回のように端材でリメイク作品をたくさん作って自分だけの快適な空間を作っていきましょう。