猫を飼っていると欲しくなってしまうキャットタワー。私の家にも2匹の猫がいます。一日中遊んであげることができないので、少しでも退屈な時間が無くなるようにと作ることにしました。
作る工程から道具の紹介まで細かく説明していきます。
図面
作業工程
- 材料の仕入れ
- 板の剥ぎ合わせ
- 材料のカット
- 入り口、開口の加工
- 研磨
- 組み立て
- 塗装
- 本体の設置
使う道具
- スケール
- さしがね
- インパクトドライバー
- 丸ノコ
- 丸ノコ用直角定規
- 電動糸鋸
- ペーパー(#100)
- ビス(41㎜、32㎜)
作業手順
1.材料の仕入れ
材料は近くのホームセンターの1×4材を購入してきました。
事前に使う枚数を書き出してから行きましょう。材料の反りやねじれがないものを選んでいきます。あとで治すとなると大変な作業となるので時間をかけて一枚一枚しっかりと見ていきます。
2.板の剝ぎ合わせ
剥ぎ合わせはダボや葉っぱなどの接合加工せずにそのまま接着してみました。テーブルなどの板材と違いビスで組み立てる箱になるので、あとあと接合部の剥がれや割れは、ほぼ起きません。
ボンドをはみ出るくらい塗ってから
目違いが起きないようにクランプである程度締め付けてから角材を打ち付けて平にします。そしてガッチリクランプで締め固めるときれいに剥ぎ合わせが行えます。
接着剤は強力なタイトボンド3を使いました。ボンドが少なく隙間があると強度も落ちるのでたっぷり塗りましょう。
3.材料のカット
接着剤がしっかり乾いたら材料を丸ノコでカットしていきます。図面を確認しながら切り間違いのないようにします。
事前に丸ノコ定規を作って置けば作業がスムーズにいきます。
4.入り口、開口部の加工
カットした材料に穴を空ける部分の墨付けをコンパスを使って書き出してから加工しましょう。今回は箱が3つのA、B、Cで分けているので見えなくなる場所にA、B、Cと書いておけば加工の間違えや組み立て時の組み間違えを防ぐことができます。
穴あけ加工は板材が暴れないようにクランプなどでしっかりと固定して電動糸鋸で加工していきます。
糸鋸の切り始め部分にドリルで穴を空けます。穴の大きさは余裕をもって糸鋸よりも大きな穴を空けておきます。
小さな穴は電動ドライバーを使ってホールソーで穴あけをしました。
5.研磨
猫がケガをしないように開口部はしっかりと研磨をして面取りも大きめにしましょう。
すべてペーパーで削るのも大変なので木工用のヤスリで粗削りしてからペーパーで仕上げると楽に仕上げられます。
6.組み立て
1×4材の厚みは19㎜なのでビスはコースレットの41㎜を使いました。使うビスの基本は板厚の倍以上のビスの長さを使います。
事前に皿取錐を使ってビスを打つ部分に穴を空けておけば見栄えも綺麗で材料の割れも防いでくれます
7.塗装
今回はツーバイ材を使っているので木目が見えるように、水性塗料のホワイトを水で薄めて塗装しました。塗料については生き物が頻繁に出入りする物なので臭いが少なく悪影響のない塗料にしましょう。
箱の中は塗料の臭いなどで猫が具合が悪くなっては困るので無塗装にしました。
8.本体の設置
本体が組みあがったら実際に使う場所で箱をビス(ビスの先が出ないぎりぎりの長さで)で繋げていきます。
設置が完了したら、できれば倒れ止めを付けましょう。市販のキャットタワーよりも重量もあるので倒れてしまったら最悪の場合、大怪我になってしまいます。100円ほどで家具用の倒れ止めが売っているので壁などに固定します。
まとめ
以上で作業終了です。最初はちゃんとキャットタワーで遊んでくれるか不安でしたが、設置して2週間経った頃には、頻繁に出入りするようになりました。
かわいいペットのために自分で作ってあげるのもいいものですよ。皆さんも挑戦してみてはいかがでしょう。