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【アンティーク調デスクに本棚をDIY】木材の反りを考慮した本棚の作り方。

DIY
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DIYが流行っている中で自分の子供に学習机を作っている方もいるんじゃないでしょうか。

今回は、デスクをDIYした人に机上に置く本棚を頼まれたので作ってみました。本棚といえば板の反りは問題のひとつですよね。ホームセンターに売っている安価なツーバイ材を使用して反らないよう工夫して作ったので参考になればと思います。

図面

作業工程

  1. 図面を書いて使う材料を書き出す。
  2. 材料仕入れ
  3. 板材の剥ぎ合わせ
  4. カット
  5. ダボ継ぎ加工
  6. 配線穴の加工
  7. 仮組
  8. 研磨
  9. 塗装(WAX)
  10. 本体組立

使う工具

  • スケール(メジャー)
  • さしがね
  • インパクトドライバー
  • 電動ドライバー
  • 丸ノコ
  • ホールソー
  • サンダー
  • ペーパー(#100)
  • ビス(51㎜)

作業手順で工具の紹介もしていきます。

作業手順

1.図面を書いて使う材料を書き出す。

デスク用本棚を作るポイントは、学習机の寸法コンセントの位置障害物の有無(扉など)、窓の位置、が重要なポイントになります。

学習机の寸法はもちろん必要で、今回は学習机の天板よりも5㎜短くして制作しました。ピッタリというのは、なかなか難しい話なので両端で2.5㎜引っ込む計算で作ることにしました。

コンセントの位置については、学習机と言えばデスクライトですよね。できれば延長コードを使わない位置に付けられるように考えました。そして、ライトの配線を通す穴なども最初の図面を書く段階で決めた方が作業が順調に進みます。

障害物の有無は例えば、部屋の扉がぶつかってしまう。窓のカーテンがあり開閉しずらくなる。そもそも作ったはいいけど、部屋に入らない・・・それが一番最悪です。そういったことのないように、しっかりと周りを観察して作りましょう。

窓の位置は棚を作ったことによって陰になってしまって手元が暗くなるということが考えられます。そういった場合の対処法も後半で書いていきます。

4つの項目を基準にして図面を書いていきます。図面を書き終えたら各部材の寸法も書き出すと作業がスムーズ進み、間違いも起きません。

図面の書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。

頭の中の図面ではダメ。diyで大事な図面は手書きで十分。書き方の基本を教えます。 | FIL Comfortable life (tt-join.com)

2.材料の仕入れ

今回は最安で作りたかったので、ホームセンターでSPF材(ワンバイ材)を購入しました。

材料の選び方は別記事で紹介しているのでこちらを参考にしてください。。

木材の種類と選び方。DIYに活かせる知識を学ぼう。 | FIL Comfortable life (tt-join.com)

3.板材の剥ぎ合わせ

まずはワンバイ材を板にするために剥ぎ合わせから行います。ワンバイ材は面取りがしてあるので、板材にするには必要ないので、面が無くなるギリギリの寸法(約80㎜)で材料を引き割ります。

次に目違いを防ぐのにインパクトドライバーか電動ドライバーでダボを数か所付けたいので、加工していきます。

側板、仕切り材のダボの位置は下記のようになります。仕切り材は半分にカットになるので、ダボが重ならないようにずらして加工します。

天板材も同様で仕切り材の位置にならない位置にダボ加工していきます

ダボサイズは8×30でボンドは耐久性のある接着剤を使いました。

ボンドの塗り方、クランプでの圧着方法はことらを参考にしてください。

かっこいい猫のエサ台を作ってみた。天板材編 | FIL Comfortable life (tt-join.com)

4.カット

板材のボンドがしっかり乾いたら丸ノコやマルノコ盤を使って材料のカットをしていきます。図面で記載した各部材の寸法通りにカットしていきます。

部材名称寸法(㎜)
側板300×300×20=2
仕切り160×300×20=3
天板300×1560×20=1
*SPF材の厚みはバラつきがあるので20㎜とします。

5.ダボ継ぎ加工

ダボ継ぎのポイントはダボの位置と数になります。今回は側板と天井材、背板材の接合のみをダボ加工していきます。

6.配線穴の加工

一般的なコンセントの大きさは約25㎜×17㎜くらいなので、30Φ以上の穴を空けます。

デスクライトは端に置く予定なので両端に穴を空けをしました。

7.仮組

研磨による仕上げをする前に仮組をしましょう特にダボの位置が違った、ダボ穴の深さが浅かった、という話はあるあるなので面倒かもしれませんが最終確認になるのでしっかりと仮組を行いましょう。

仕切りは天板材の裏からビス(51㎜)止めしていきます。ビスはダボと同じ間隔で打ち込んでいきましょう。

仕切りと背板材も同様でビス止めにします。ビスにする理由は見えずらい位置というのとダボ継ぎよりも強度が上がるからです。

8.研磨

研磨は、塗装の種類によってペーパーの番数が変わってきます。今回はWAXでの塗装となるので#100で仕上げます。理由は、アンティーク調になるのでツルツルとしたきれいな仕上がりよりも多少、粗めな方がWAXのノリも違いますし、アンティーク調の雰囲気が出ます

9.塗装

今回はWAX塗装なので、組み立ててからだと塗りずらいので組み立て前に塗装することにしました。

接合部の部分は接着剤を付けるのでWAXが付かないように養生しておきます。WAXは脂分が多く、材料に刷り込まれるので接着強度が落ちてしまいます。

WAXの塗り方は、小口を先に塗ってから平面部を塗るときれいに仕上がります。この塗装の手順はペンキ塗りでもウレタン塗装でも基本となります。

WAXの塗り方ではありませんがこちらを参考にしてみてください。

初心者でも簡単に覚えられる木材塗料の種類と塗り方。注意点と失敗例も交えて説明します | FIL Comfortable life (tt-join.com)

10.本体組み立て

①図のように51㎜のビスをダボと同じ間隔で打ち込んで固定していきます。

②最後に側板をクランプで固定していきます。長いクランプがない場合は、仕切りに引っかけて側板を圧着すれば短いクランプでも大丈夫です。強くかけすぎると仕切りがズレてしまうので加減して締め付けていきます。

前半でお話しした窓やデスクライトの位置によって仕切りや側板が邪魔して陰になり手元が暗くなってしまう対処法は、正面の角を45°にカットすることによって大きく変わります。今回、デスクライトは端に置く予定なので仕切りの角を45°カットしました。これだけ?と思うかもしれませんが全然違うんです。

真ん中にあるコの字の台は図面にありませんが、おまけで作りました。

反らない工夫

・ひとつは背板を付けてその背板に仕切りを裏からビスで引っ張り付けると下に向かって反ろうとする力が半減します。

・二つ目は別でコの字の棚を作って反るであろう棚の下に置きました。これは固定せずに置く物に合わせて移動できるようにしてあります。

この他にもやれることはたくさんありますが、見栄えも悪くなりますしこれくらいがベストかと思います。何事もやりすぎには注意が必要です。

まとめ

部屋の間取りなどあるので全く同じものを作るのは難しいとは思いますが少しでも参考になればと思います。

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