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diyに使う接着剤の種類。接着剤の特性と使用方法を説明します。

DIY
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接着剤でどんな接着剤を使ったら良いのか悩んだことありませんか?

普通のボンドでいい?木材とアクリル用の接着剤はあるの?など悩むことありますよね。今回はそんな悩みを解決するために接着剤の種類とどのような材料の接着に適しているのか解説していこうと思います。

接着剤を使い分ける重要性

木材同士ならなんでも木工用ボンドでいいでしょ!って思っていませんか?もちろん木工用ボンド、いわゆる酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤でもいい場合もあります。急に難しくなりましたね。まずはこの名前の意味を知るところから始めましょう。

酢酸ビニル樹脂とは

Vinyl acetate.png

酢酸ビニルを重合させて得られる熱可塑性樹脂軟化点が低く、成形材料としては用いられず、溶液または乳化液として塗料・接着剤・チューインガムのベースなどに使用。

Weblio辞書
  • 熱可塑性樹脂=加熱によって軟化し,冷却によって固化する性質をもつ合成樹脂
  • 軟化点=軟化して変形を起こし始める温度。軟化温度

難しいですね・・・なんとなくわかりましたか?チューインガムにも使われていること知ってました?これを伝えたかっただけですので特に覚える必要はありませんので本題へ

使い分ける重要性はズバリ、接着面が剝がれるか剥がれないかです。接着剤の特性もわからずに使用してしまうと危険です。接着剤には耐候性、耐水性、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性など、さまざま特性があります。接着したい材料や環境を把握したうえで接着剤を選んでいきましょう。

接着剤の種類

酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤

一般的な木工用ボンドのことで、速乾性、たわみ性があり、硬化後は刃物を傷つけない。そして、水分を多く含む水溶性で長期保存もできる。一般的に使用されているのが納得できる性質ですね。

使用方法

接着したい材料の片面にまんべんなく塗布しクランプなどで圧締する。

使用箇所は家具全般に使用できるが、水溶性なので水分が浸透すると元に戻ってしまうので水回りや屋外では使用しない方がいい。保管方法に関しては一度凍結してしまうと使えなくなるので、10℃以上での保管が適しています。

実用強度は約1日で達する。

こちらはプロも使っているタイトボンド3耐水性ですので屋外や水回りにも使用できます。

合成ゴム接着剤

一般的には「ゴムのり」と呼ばれている接着剤。初期の接着力が大きく、仮止めや圧締などは必要なく、衝撃に強い作業性のよい接着剤です。

木材と接着可能な材料は、メラミン化粧板、金属板、ガラス、硬質ビニル、ゴムが接着できます。

使用方法

接着面の両方に薄く塗布し、5分~10分以上乾かす(オープンタイム)。触ってベト付かなくなってから貼り合わせる。クランプなどで圧締する必要がなく、板材同士のような接着面が広い貼り合わせの場合はゴムハンマーや当て木をして玄翁でまんべんなく叩けばしっかり接着できる。合板の小口面に化粧テープを張る場合は、ハンドローラーや硬材の角を取ったもので擦ればしっかり接着できる。

実用強度は1~2日で達する。

*一度貼り合わせてしまうと張り直しができないので慎重な作業が必要です。

ウレタン系接着剤

ポリイソシアネートとポリオールの反応を利用して接着する反応型の接着剤です。空気中の水分と反応して硬化するとゴムのような弾力性があり耐衝撃性に優れています。耐水性耐熱性も優れているので屋内外・凹凸面・水まわりにも使える。

プラスチック、金属、セラミックス、木材など接着できる範囲は広い。

使用方法

接着する面に薄く均一塗布し接着する。片面か両面かは、空気中の水分=湿気で硬化が始まるため、湿気が通る木材などの素材は片面、金属やプラスチックのような素材には両面塗布するとよい。

エポキシ樹脂接着剤

二液を混合して使用するタイプの接着剤。 接着力が強靭で、金属などの接着に向いています。硬化後の収縮がほとんどないので、穴埋めやすき間充填なども可能。耐熱性耐水性耐候性耐薬品性に優れている万能接着剤です。

木材、金属、ガラス、陶磁器、タイル、石材、コンクリートの接着ができる。

使用方法

A(主剤)とB(硬化剤)を同量(同量ではないものもあります)、しっかり混ぜ合わせて使用します。混ぜ合わせる際は端材でもいいですが、カットしたクリアファイルを使用した方が使用後の処理が楽です。はみ出た接着剤は硬化すると削るのが大変になるので、拭き取れるのであれば綺麗に拭き取る。

実用強度は商品により違いますので説明書きを読んでください。

*AとBの蓋(キャップ)を間違えてしまうと硬化してしまうので注意。

瞬間接着剤

主成分はシアノアクリレートで、粘度は大変低く液体状態ですが、材料や空気中の微量の水分に触れると瞬時に反応が起き、急速に硬化します。

ほとんどの瞬間接着剤には耐衝撃性はないので使用箇所には注意が必要ですが、今では衝撃に強い瞬間接着剤もあるのでパッケージをよく読んで購入しましょう。

使用方法

接着したい面に少量つけ数秒圧着すれば接着完了です。使用量が多過ぎると、はみ出した接着剤に白化現象が起きて白い粉吹き状のようになってしまいます。そして、硬化速度も遅くなるので使用量には注意が必要です。

*瞬間接着剤には木材用、金属用など多種類ありますので、適した瞬間接着剤を選ぶ必要があります。

まとめ

いかがでしょうか。接着剤と言っても多くの種類があります。今回紹介したのは代表的な接着剤です。自分が接着したい素材、室内なのか、屋外なのか条件に適した接着剤を選んで説明書きをよく読んでご利用ください。

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