これからはじめる初心者からテンカラ経験者の上級者まで、竿の長さや特性の詳細も記載しながらテンカラ竿を紹介していきます。最後には家族でテンカラを楽しめる子供用のテンカラ竿の紹介もしていきます。
テンカラ竿の選ぶポイント
テンカラ竿の長さ
基本は3.6mですが、自分が行きたいフィールドで長さが変わってきます。源流や渓流などの河川規模の小さい場所では竿が長いと草木や岩など様々な障害物があり振りずらいので、3~3.6mから選ぶのがいいでしょう。
本流だと3.6~4m以上がいいでしょう。
ただ、初心者であれば、フィールドがどこであれ3.3~3.6mが一番振り込みしやすい長さになります。
調子
調子とは竿の曲がる支点のことを言います。
先調子(7:3)は竿の中間から先の部分(竿先から3割)が曲がります。メリットは振り込みしやすくヒットした魚をコントロールしやすいので、私が初心者に勧めているのは先調子になります。
胴調子(6:4)は竿の中間から手元寄りが曲がる竿のことを言います。振り込みは若干振りずらいですが、大物がヒットした時に竿の曲がりの範囲が広いので力が分散され、ハリスに負担がかからないので切れずらく、大物狙いの方は胴調子をおすすめします。
竿の重さ
重さも重要で、テンカラ釣りは何百回と竿を振り続けるので100g以下の竿が基準となります。それ以上重いと腕に負担がかかるので快適な釣りにはなりません。
初心者におすすめなテンカラ竿5選
プロックス 剣峰てんからSE 36
- 標準全長(m):3.6
- 仕舞寸法(cm):51
- 継数(本):9
- 標準自重(g):84
初心者で低価格を探している方にはプロックス(PROX) 剣峰てんからSE。7:3調子で振り込みしやすく耐久性と操作性も高評価です。
ダイワ テンカラRT 36
- 標準全長(m):3.61
- 仕舞寸法(cm):41
- 継数(本):11
- 標準自重(g):94
迷っている方はダイワ テンカラRT。仕舞寸法は41㎝と短く持ち運びやすいのが魅力。グリップはコルクではなく、滑りにくいソフトグリップで今時なデザインで周りとは違ったデザインのテンカラ竿が欲しい方におすすめです。
魚釣三昧 三代目てんから兄弟 3.3m
- 標準全長(m):3.3
- 仕舞寸法(cm):52
- 継数(本):8
- 標準自重(g):80
穂先のブレがほぼなく正確なキャスティングが可能で軽い設計にもかかわらず安価なテンカラ竿。ネットで調べても必ずと言っていいほど登場してくる。初心者でとりあえず安価なテンカラ竿を探しているか方におすすめなテンカラ竿となります。
宇崎日新
- 標準全長(m):3.6
- 仕舞寸法(cm):57
- 継数(本):8
- 標準自重(g):65
テンカラと言えば宇崎日新。その中でもPRO SQUARE スーパーテンカラは打ち込み、誘い、引き抜きと一連の操作をバランス良く実行できる高性能な竿のため初心者の方にも人気の高いテンカラ竿になります。
私もテンカラをはじめてから2本目の竿が、PRO SQUARE スーパーテンカラ。とにかく高性能で竿のバランスがよく振り疲れもない。何よりも軽さには驚きました。調子は6:4の胴調子で今のところ40オーバーのニジマスは余裕でした。
- 標準全長(m):3.6(3.6-3.1)
- 仕舞寸法(cm):57
- 継数(本):8
- 標準自重(g):70
こちらも宇崎日新。PRO SPEC 2WAY テンカラ。2WAYシステムで1本で2通りの長さに調整可能なテンカラ竿。ベテランな方だと川の名前を聞いただけで川幅とポイント、竿の長さの判断は一瞬でできますが、初心者の方には難しく、この2通りの長さで、さまざまな環境に対応可能な万能竿というのは初心者の方には最適な竿となります。
上級者におすすめなテンカラ竿3選
上級者となると振り込み、魚の取り込みも慣れてると思います。ということで品質、デザインが優れている商品を紹介していきます。
シマノ BGテンカラ
- 標準全長(m):4.8m
- 仕舞寸法(cm):95.4㎝
- 継数(本):6本
- 標準自重(g):128g
テンカラで大物狙いで釣りたい方はシマノBGテンカラ。良型の本流ヤマメやニジマスをはじめ、ブラウントラウトやハコスチといった大型魚まで対応するパワーロッドです。50cmを超える魚にも力負けしない竿にも関わらず軽さ、竿のしなやかさは抜群で振り込みしやすいテンカラ竿です。
river peak 極 テンカラ 3.3
- 標準全長(m):3.3
- 仕舞寸法(cm):58
- 継数(本):7
- 標準自重(g):55
レベルラインでのキャストのしやすさを追求し設計された国内産のテンカラ竿。
レベルライン対応の竿として実釣性能を追求しました。渓流でのテストは80回以上。大物の取り込みも意識して、管理釣り場での検証も重ねました。渓流魚ではほど良い曲がりを楽しめて、50cm超えの大物ではバットパワーを引き出し、力強く取り込めます。ブレを抑えるために胴に巻いたカーボン糸によって、軽量化と強度の向上ができました。竿のサイズに対する軽さは、世界でもトップクラスです。
river peak
ダイワ NEO テンカラ 33
- 標準全長(m):3.3
- 仕舞寸法(cm):41
- 継数(本):10
- 標準自重(g):90
常に人気ランキング上位に君臨するNEOテンカラシリーズ。ミノムシ33は正確なキャスティングを可能にしたブレのなさと源流や渓流といった過酷な状況でも元竿を保護する役割を持つミノムシグリップを採用している。デザインもブラックを基調としたかっこいいテンカラ竿となっています。
家族で楽しむテンカラ竿
- 標準全長(m):2.7
- 調子:胴軟調子(5.5調)
- 継数(本):6
- 標準自重(g):47
子供と一緒にテンカラを楽しみたい方向けのかわいいデザインのテンカラ竿。4種類のカラーがあり、竿先は丈夫で折れにくい構造で、子供に初めて振り込みをさせると必ずと言っていいほど竿先を地面にたたきつけます。絶対に折れないとは言えませんがトップピースがソリッド(中まで密)なので少しは安心かと思います。スターターキットで仕掛けセットも付いているので手軽にテンカラに挑戦できるのも魅力です。
まとめ
テンカラ竿は人それぞれ振りやすい竿、振りずらい竿があります。自分と相性のいい竿が今回の記事から見つかると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。